浮気された妻が抱える9つの心理

浮気された妻の心理

浮気された妻が抱える9つの心理

夫の浮気を疑い、それが現実になった時・・

浮気発覚直後は自分の夫が他の女性の心と体に目を向けたという事実に打ちのめされ、まっすぐ立っていられないほどの衝撃を受けます。 けれども、本当につらいのはむしろその後。 夫とやり直そうとした時だということがわかってきます。

浮気が発覚した直後、周囲の人たちはあなたに味方し、浮気をした夫は孤立します。しかし、あなたがやり直そうと決意した途端、今度はあなたが孤立する番になってしまうのです。

浮気をした夫はやり直しを急ぎ、周囲も「相手は戻ってきたんでしょ?じゃあ、いいじゃない」と問題はすべて解決したかのように考えます。

でも実はこれからが本当の苦しみの始まりなのです。

以下に説明する浮気された妻の心理は、立場や状況が違うといえ、今のあなたとそう大きくかけ離れていないはずです。 どうか、こんなにつらくみじめでやるせない思いを抱えているのは自分だけではないことを知ってください。 あなたはひとりではありません。

信じたくても信じられない

浮気をされて人はなぜ深く傷つくのか。

それは「ずっと信じていた人に裏切られる」からです。裏切ることとは、ウソをつく、だます、隠すことです。

将来を誓い合って結婚した伴侶の裏切りは、今までのあなたの人生をわからなくさせます。過去にさかのぼり、「あれもウソだったの?」「あの時もウソだったの?」と何もかも信じられなくさせるのです。もし婚約をした時の彼の言葉「君のことを愛してる。一生君を幸せにする」もウソだったとしたら、こんな屈辱はないでしょう。結婚生活が10年だったら10年分がわからなくなるのです。もし今までの結婚生活、すべてだまされていたと感じたら、「私の人生返して!」と叫ばずにはいられないでしょう。

浮気・不倫をされてあなたを最も苦しめるもの。それはアイデンティティー(自己同一性)の喪失です。今までの人生がわからなくなってしまうのですから、自分が何者かわからなくなってしまうのも当然です。自分が壊れていく感覚に襲われるとともに、今の自分が今までの自分と同一人物とは思えません。「信じたくても信じられない」とは、夫を信じられないではないのです。他人だけでなく、社会の秩序や正義も信じられなくなり、なにより自分自身をも信じられなくさせるのです。

何をしても以前のように心から楽しめない・・訳もなく涙があふれる・・夫に当たり散らす・・自分をコントロールできない・・

こうした症状は、浮気によるショックで本来の自分を見失い、自分に長所や魅力があることを信じられなくなってしまった反動なのです。 アイデンティティ(自己同一性)の喪失は、浮気そのものより大きな痛手です。自分が誰だかわからない感覚、自分らしさをなくしたような気持ち。こんな辛さは他にはありません。

 

浮気現場がトラウマになって忘れられない

やり直しを決心した後、浮気現場や浮気にまつわるものを発見した時の映像がよみがえり、なかなか立ち直れないことがあります。そんな時、多くの女性は、見てしまった映像を忘れようとするでしょう。でもまたフラッシュバックしてしまう。やり直しをあせる夫からは「まだこだわっているのか」と言われる。それが嫌だから彼に自分の正直な気持ちも言えない。彼に触られるのも生理的に嫌。でもセックスを拒否したら、また浮気されるかもと不安になってしまう。

こうしたフラッシュバックは、どんなに努力しても、どんなに夫との仲がよくなっても、完全に忘れ、消し去ることはできないものです。トラウマを乗り越えるには、それを受け入れていくしかありません。 時には、無性に相手を責めたくなることもあるでしょう。ショックな場面を目の当たりにしたのですから、最初のうちはそれも仕方ありません。

ジェットコースターに乗っていて事故にあい、あなたはまたそのジェットコースターに乗っているのです。忘れろというほうが無理なのです。パートナーにはその事実を素直に伝えて理解してもらうことのほうが大切なのではないでしょうか。

つらいでしょうが、浮気現場がフラッシュバックするような苦しい状態は時間とともに徐々に少なくなっていきます。あせらずゆっくり時間が解決してくれるのを待ちましょう。

 

浮気の証拠を見つけてしまい眠れない

多くの女性が夫の浮気が発覚する以前から、夫のあやしい行動に不審を抱きつつ、見て見ぬふりをしてしまいます。もちろん、すべての疑惑が現実とは限りません。ありもしないことを執拗に疑い、妄想しすぎてしまうこともあるでしょう。しかし、疑惑が真実となる決定的な根拠が見つかったなら話は別です。

浮気の疑惑が真実とわかった後、多くの女性が「相手のところに乗り込んで滅茶苦茶にしてやりたい気持ち」と「このまま見て見ぬふりをすれば元に戻るかもという気持ち」で頭がゴチャゴチャして眠れなくなります。どう話を切り出していいかわからなく悩んでしまう。あまり問い詰めると夫は浮気相手のほうに行ってしまうのではないかと不安になることもあります。

目をつぶる状態から真実が明らかになった後、しばらくすると「なぜ夫の言い訳をうのみにしたんだろう、なぜ真実を問いただす勇気がなかったのか」そう思い自己嫌悪に陥ることでしょう。

内なる声を押し殺し、ほぼ間違いない事実に目をつぶり、幻想にすがりたい一心で、浮気の疑惑の正当性を否定する。事実を追及せず、事実に抗議することを回避してしまうと、あなたは自身の貴重な財産である自尊心を失ってしまいます。あなたはもっと自分を大切にする権利をもっていいのです。

 

両親にも誰にも話せない

浮気と言う不祥事に羞恥心や引け目を感じると、「私は世間から笑い者にされている」と解釈したくなるものです。

あなたの心には葛藤があるはずです。自分の惨状を誰かに聞いてほしいけれど、沈黙を守って一人になりたいと願う。価値のある人間だと励ましてほしい、相談に乗ってほしい、苦しい気持ちをわかってほしいと思いながら、世間体を気にして、嘲笑を恐れ殻にこもってしまう。

年老いた親に話して逆に心配させないか。友人に話して友人が離れていくことはないか・・

心の内を見せるには勇気が要ります。誰に相談するにせよ、しないにせよ、引きこもったり孤独を募らせたりしないことが大切です。親友は自分を避けている、人前では元気に振る舞わなくてはいけない、そんなふうに決め込んでしまったら、孤独は深くなり、一番必要な愛を受けることができません。

今はそう思えないかもしれませんが、あなたが考えている以上に、あなたを助けてあげたい人は世の中にたくさんいるのです。

 

私が悪いと思ってしまう

浮気されるほうにも原因があると言うが、私にも悪いところがあるのではないか。それを直せば彼は帰ってきてくれるのではないか。

あなたがこのように思い込んで落ち込んでいるとしたら、それは自分の短所を拡大化して、夫の浮気をあなた一人の責任と思いこんでいるからでしょう。自分の嫌いな部分を人格の全てと決め込み、自分が至らないからこんな事態を招いてしまったと悲観しているのです。

あるいは、「夫も悪いけど私も悪いから、夫の悪いところに目をつぶらなければいけない」「私が悪いんだから、私の悪いところを全部直せば夫は戻ってきてくれる」と言い聞かせ、二人の将来の行方は自分にかかっていると信じたいのかもしれません。

心のやさしい女性ほど、「私が悪かったかもしれない」と自分を責めてしまいます。 しかし、浮気の原因は、どちらか一方だけにあるものではありません。彼やあなたがもともともっている心の弱さ、ふたりの心の距離、外の世界からやってくるさまざまなトラブルのタネ・・これらが複雑に絡み合って起こるのです。

 

相手の女性に復讐したい

心には独自の心があり、大きな衝撃を受けると暴走する傾向があります。「夫を取り戻すためなら、どんな手段も選ばない」と考え、本当の自分からは思いもよらない行動を取ることもあります。夫やその愛人に残虐な仕返しをしている場面が思い浮かぶかも知れませんが、驚くには値しません。本当は穏やかで心やさしいあなたが悪意に満ちた空想をする自分に怖くなることもあるでしょう。ですが、今のあなたの心理状態を考えれば異常ではありません。

愛人の両親に言いつける。浮気の証拠を集め、愛人に慰謝料を請求することもあなたにはもちろんできます。ですが、できることと本当にあなたがしたいことは違います。したくないことをしたために自分を卑しめてしまっては悔やんでも悔やみきれません。

焦りから出た行動はあなたのプライドや品位を根底から破壊します。今のあなたは感情のうねりに飲まれて、一時的に冷静な判断力を失っているということ。それゆえに自尊心を大切にできなくなっているということです。我を失っていると感じたら、それは誰の身にも起こりえること。精神的打撃への当然の反応だということを思い出してください。どんな人でも、あなたと同じショックを受ければ、自己嫌悪や後悔を招くような行動にでるものです。

 

自分をコントロールできない

自分をコントロールできなくなると、猜疑心が強くなり、衝動的・発作的な行動に走って、理性や自制心を失うことがあります。

浮気が発覚してから、夫の持ち物チェックがやめられないケースはとても多いと感じます。こうした人は、2度とだまされまいと躍起になっているのかもしれません。信じてまた裏切られるのは怖いものです。けれども、つねに神経を尖らせ証拠探しを続けることは自分を追い詰めるだけです。こそこそと荷物をあさっている自分は何なのかと、自己嫌悪に陥ってしまうことでしょう。

慢性的な緊張と不安から寝むれなくなり、夜中に頻繁に目が覚めたり、物音に敏感になるケースも見受けられ、やがては極度の睡眠不足と緊張から消耗していくかもしれません。

いつも乗りなれた電車を乗り過ごしてしまったり、駐車場に停めた自分の車がどこに停めたかわからなくなってしまったりして、自分は頭がおかしくなったと怖くなることもあります。

また、極端な心変わりを繰り返すケースも見られます。 やり直しを決意したと思ったら、次の瞬間には離婚を考えてしまう。 仕返しに自分も浮気してしまいたいと思ってしまう。

心も体もブレーキがきかない、自律心を無くしてしまった。そう感じるのは本当に怖いものです。今は自分が自分で無いような感覚に囚われているかもしれません。しかし、受けたショックの大きさを考えれば、あなたの今の心理状態は急性のトラウマに対する正常で当然の反応でもあります。これほどショッキングな事実が発覚したのですから、自分を見失うなと言う方が無理でしょう。

 

自分に自信が持てない

自分の価値を認めてくれた。将来をともにすることを誓ってくれた。だから結婚したのに、その相手から裏切られたとしたら、妻としても女性としても自信を失うのは当然です。

特に夫が一回りも年下の女性と浮気した場合。その後、夫が戻ってきたとしても、あなたは若い女性より私を選んでくれたことには素直に喜びを感じるでしょうが、どうしても若い彼女と自分を比べてしまい、そのたびに落ち込んでしまう。セックスの時も絶対私と彼女を比べているはずだと、胸が苦しくなって泣きだしたくなる。何かにつけて「私なんて。」と自分を卑下してしまう。自分の存在が無駄のように思えて、毎日うつろな気持ちになってしまうのです。

浮気が引き起こす喪失感、それはアイデンティティーだけではありません。自己価値の喪失です。家庭生活の崩壊を食い止められなかった自分に落胆し、妻として失格だ、女として失格だ、自分を必要としている子どもにさえ何も満足に与えてやれないとさえ思ってしまう・・

自分の存在価値が見えなくなると、かつての自分が幻のように思えてくるものです。ですが、自信がなくなってしまったのはあなただけではありません。

 

もう死んでしまいたい

もう二度と愛し、愛されることはない。自分にも人生にも価値を見出せなくなった。生きるのは死ぬより苦痛だ・・ そんな思いが頭をよぎったら、自分を殺したい願望が芽生えたとしても不思議ではありません。浮気から受ける最も悲劇的な喪失、それは生きる目的を失うことです。

愛する人の浮気ほど決定的な打撃を与える出来事はありません。 失望はそれが深いほど、あなたをマイナスの思考にかきたてます。

こうした時、あなたが殺したいのは本当は何なのか考えてください。あなたが殺したいのはあなた自身ではなく、本当は自分の中の苦しみやつらさではないでしょうか。

そうであれば、自分の苦しみやつらさを消す方法を考えてみることが大切です。あなたの人生を決めるのはあなた自身です。不幸になることもできれば、人生にいくらでも奇跡を起こすこともできます。あなたにはその力があるのです。

今は信じられないかもしれませんが、時の経過と共に自分の価値を認め、幸せをつかめる日が必ずやってきます。どうか、その日が訪れることを信じてください。

武石晃一

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