浮気を繰り返す男、二股三股男の複雑な行動心理を分析する
浮気を繰り返す男、二股三股男にもさまざまな行動パターンがみられます。
結婚して数年が経ったある日、夫に結婚以前から付き合っている別の女性が存在したケース。家庭では問題の無い男性ではあったが、複数の女性と交際していたことが発覚したケース。浮気がばれ、「もうしない」と妻に謝るにも関わらず、また浮気を繰り返してしまうケース。浮気についてまったく罪悪感がなく、妻を暴力で支配し逆らえないようにしてしまうケース。
このように浮気を繰り返す男性にもいろいろな行動パターンが見られますが、その原因を深く追求していきますと、ある共通点が見えてきます。
浮気を繰り返す男性の複雑な家庭環境と相反する心理
まず、浮気に罪悪感をもたず、何度も浮気をする男、二股三股を当たり前と考える男性の多くが、幼少時代からの家庭環境に何か複雑な事情があったりします。(父親が浮気をしていた、両親が離婚をした、父親が小さい時に亡くなったなど。)
そして調べてみると、彼らの心の奥には2つの相反する感情が存在しています。
ひとつが、彼らは人一倍愛情に飢えており、『見捨てられたくない』という感情が非常に強いということ。
ふたつめは、愛情に飢えているにも関わらず、自分を欠陥品だと思い、『いつかは愛する人に捨てられる』という不安が非常に強いということです。
『見捨てられたくない』という感情を強くもっている男性は、孤独になることに強い恐怖心を抱いており、浮気・不倫をしてもパートナーと別れることは考えていません。そのため、妻から絶縁状をつきつけられると、泣いてすがることも少なくありません。
『いつかは愛する人に捨てられる』という不安が強い男性は、愛する人と心から愛を育むことができません。『自分の本当の姿を知られてしまえば、愛する人は自分から去ってしまうだろう』という思いこみが、彼らの心のバリアを強化し、自分の全てをさらけだすことに臆病になってしまうのです。
幼少期から親に愛されていると実感できないで育った子どもは、愛情に対する飢餓感を強く抱いたまま成長します。そして愛されなかった自分を責め、自分は愛される価値の無い人間だと思いこんでしまうのです。
浮気を繰り返す男性の表の言葉と本音
誰かと結婚しても、このような男性は心の安定を得る事ができないでいます。なぜなら、愛するパートナーを得たとしても、いつかは見捨てられるという恐怖心が拭い切れないからです。
そして保証のために、最終的に別の女性にも手をかけてしまうのです。二股三股かけておけば、誰かひとりに見捨てられたとしても自分が一人になることはないからです。一人より二人、二人より三人のほうが、自分の心を安定させるものと思いこんでいるのです。
彼らはよく愛するパートナーにこのようなことを言います。
『君のことは愛してる。でも彼女のことも愛してる。』と。
しかし、この言葉の真実はこうなります。
『君から見捨てられたくない。でも彼女からも見捨てられたくない。』