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怒りの心理 2005.05.30
私達はどういった時に怒りを感じるのでしょうか。
私達は、いきなり怒れと言われても怒ることはできないものです。
人間がある感情を抱える時には、かならずそれを引き起こした引き金があります。人間の怒りの心理を探る際には、まずその怒りを引き起こす引き金について考えていくことが大切となります。
私達が怒りを感じる時の代表的な例が『自分を否定された時』です。
では『自分を否定された時』とはどのような時でしょうか。
そのひとつは、行動ではなく人格を否定された時です。
例えば、会社に遅刻をしたり仕事でミスをして、上司から注意をされるだけであれば、それは行動を批判されただけになりますが、「お前はダメなやつだ。」「会社に必要がない人間だ。」と言われれば、それは人格を否定されたことになります。
行動と人格は違います。例え行動が間違ったとしてもそれは人格の否定にはつながりません。もし人格を否定されてしまえば、その人は、自分が優れた人間であるか、出来の悪い人間であるか二者択一を迫られてしまいます。そして、自分をダメな奴だと思い落ち込んでしまうか、「そんなことはない!」と反発してしまうかのどちらかとなってしまうでしょう。
また、女性がアドバイスをしたことで男性が『自分を否定された』と思いこみ、怒りに変わってしまうこともあります。
これは恋人同士のトラブル、夫婦間のトラブルにおいて非常に多いので、ぜひとも覚えておいて欲しいのですが、人間は『わかっていることをアドバイスされる』と自分を否定されたと思いこんでしまう傾向があります。
女性の多くは恋人・夫に対し、愛する人だからこそもっと成長してほしい、魅力ある人間になって欲しいと願うものです。そしてその要求はふたりが親密になればなるほど大きくなっていきます。
例えば、子どものいる家庭で、夫が休日にゴロゴロしている時、妻が「お父さんなんだからもっと子どもの前ではしっかりして。」とか「「子どもの健康のためにはタバコを吸わないで。」と言ってしまうことがあります。しかし、そういう時、その男性はそのことをすでに頭の中ではわかっていることも多いんですね。
女性からアドバイスされ、男性がカチンときてしまうのは、わかっているけれどもどう行動してよいのかわからない、わかっているけれども決断をすることができない時です。頭ではわかっている時に他人からわかっていることを言われてしまうと男性は自分自身を見下されたと思いこみ、それが怒りに変わってしまうことも少なくないのです。
こういう時、女性側には悪気はありません。むしろ私は女性側は正しい事を言っていると感じます。しかしいくら正しい事を言ったとしてもそれが相手に正しく伝わるとは限りません。女性が男性にアドバイスをする時は、「この人は大人なのだからわかっているだろう」というある程度の信頼をよせることも大切でしょう。
さて、今回は、人間は『自分を否定された時』に怒りを感じることを説明しました。
しかし例え、人格を否定されても、また、すでにわかっていることをアドバイスされても、まったく怒らない男性もいれば、怒る男性もいます。その違いはいったいなんなのでしょう?
次回は怒りっぽい男性の内面の真実に迫っていきます。
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