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浮気・不倫の心理(4) 2005.05.23

いままで仲が良かった夫婦でも、不倫問題を呼びこんでしまうことがあります。多くの方は、こうした時、問題の原因が夫婦間のコミュニケーションにあると考えがちです。また、裏切られた側の妻はショックで自己が喪失し、自分には夫から愛されるだけの価値がなくなってしまったのではないかと悩んでしまいます。

しかし、不倫をしてしまった男性の本当の心理はもっと別のところにあることが少なくありません。

こうした男性の心理を探る際に有効な方法があります。その方法とは、不倫当時の状況を振りかえり、その時、彼らにとって人生における重大な出来事がなかったかどうか調べてみることです。

不倫の原因を追求していきますと、多くの男性が不倫を引き起こす引き金となるような、重大な出来事に遭遇しています。その出来事の代表例とは『仕事をやめたくなった時』と『妻の妊娠・出産時』です。

男性は『仕事をやめたくなった時』に大きく心が不安定になることが少なくありません。それは多くの男性が自分の価値観を仕事上の評価、地位と結びつけて考える傾向があるためです。不倫をする多くの男性が、仕事がハードであるにもかかわらず正当に評価されていないことに不満を抱えていたり、愚痴を言える同僚が周囲にいないことで職場で孤立しています。

また『妻の妊娠・出産時』に、浮気・不倫をしてしまう男性も大変多いのが現実です。
どうして女性にとって最も側にいてサポートして欲しい時に、男性は浮気に走ってしまうのでしょうか。

こうした時期に浮気に走る男性は、マザコンタイプ、亭主関白タイプ、目立ちたがり屋タイプであることが特長で、夫婦関係が妻と夫の関係というよりも母親と子どもの関係に近いことが挙げられます。これらの男性は家庭内で常に主役の地位にいることを望んでいます。しかし、本当の子どもが生まれてしまうと、家庭内は子どもが主役になるものです。本来は父親になるべき男性がその役割を認識することができない時、彼らは家庭内で一気に脇役に追いやられることで、家庭の中に自分の居場所が無くなってしまうと感じてしまいます。

一般に男性は、自分の居場所を職場と家庭の両方に求めることが多く、この2つの居場所がバランスよく安定している時に、男性は心が安定します。

男性が浮気に走る現象は、上記の『仕事をやめたくなった時』と『妻の妊娠・出産時』がセットになった時にひんぱんに発生しています。男性は仕事場と家庭という居場所を両方失ったと感じた時に、別の場所に居場所を求めようとしてしまうのです。

こうした悲劇を避けるためには、常日頃から妻は夫の心の問題を引き起こす可能性のある出来事に充分な注意を払っておくことが大切でしょう。そして、実際に不倫を引き起こしてしまった場合でも、不倫の引き金となった重大な出来事を特定できれば、不倫の再発の防止に大きく役立てることも可能となります。


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