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うそつき男の心理 2005.04.12

出会い系サイト絡みの悩みのカウンセリングをしていますと、トラブルの発端が相手の嘘から始まったケースが非常に多い事がわかります。男性が自分自身の年齢、身分、学歴などを偽ってしまうケースです。

こうした男性も最初についた嘘を正直に白状すれば、多くの女性は許してあげるものです。しかし、困った事にその後も、その男性の嘘が次から次へと明らかになってしまうことがあります。結局、女性側が騙され続けたことに頭に来て、その関係も終わってしまうのです。

ここで今回は、うそをつく男性の中でも特にうそが多い、『うそつき男』の心理について考えてみたいと思います。

男性は女性と比べて、嘘のつき方にある特徴が見られます。それは『自分をよく見せる嘘』をつくことです。男性は小さい時から『男の子なんだから泣いちゃダメ』と自分の弱さを見せないように育てられるため、無意識に自分の弱さ、欠点、過ちを悟られないように、あえて自分を良く見せる嘘をついてしまう傾向があります。

その中でも特に嘘をつきまくる、いわゆる『うそつき男』の心理の裏側には、強烈な劣等感、自分に対する自信のなさが見え隠れしています。

実際は45才なのに年令を35才だと偽る男性は、45才の自分に対する強烈な劣等感を持っています。『今の45才の俺を好きになってくれる人はいない』という自信の無さが、年令偽りという嘘に発展してしまうのです。

こうした背景には彼らの幼少期から過ごした家庭環境に問題があることが多くみられます。

両親がアルコール依存、浮気、離婚など、さまざまな秘密の多い家庭に育ち、なにからなにまで「他の人に言うな」と口止めされていた場合や、何をするにも親から怒られ続け「お前はダメなやつだ」と言われ続けた場合です。

そうした家庭に育つと、子どもは「自分はみんなとは違っている」「自分はダメなやつだ」という固定観念を定着させたまま成長してしまうものです。そしてダメな(正確にはダメだと思っている)自分を隠すために、嘘という手段で自分の自我を保とうとしてしまうのです。

しかし、こうして嘘をつき続けることがはたして彼らにとって本当に良いこととなるのでしょうか。

自分を良く見せる嘘をついてしまうと、その嘘を守るために、また嘘で嘘を塗り固めていかないとならなくなります。職業をごまかし、年収をごまかし、次第に嘘をつかなくてもいい嘘までつき続けなければならなくなります。ただ単に、自分をよく見せよう、自分を守ろうとした嘘が、ますます自分を苦しめ、窮地に追いやってしまうのです。

残念ながら、人は嘘をつき続け、架空の自分を演じていたとしても、いつまでも自分自身の誇り、自信というものは芽生えてこないものです。そうした男性は自分をよく見せる嘘をつき続けることで、ますます自分に対する自信を失っていきます。

嘘を巧みに使うようになった人間は、確かに嘘がバレない間は周囲から否定されることはないかもしれません。しかし、周囲が否定しなくても、嘘は、自分で自分を否定し続けることになることに彼らには気がついて欲しいと切実に願います。


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