深刻な恋の悩み相談

* 恋愛・不倫・浮気・夫婦の悩みの心理的原因と対処法 *

深刻な恋の悩み相談

カウンセラー行政書士の武石晃一から、恋愛、浮気、離婚などで悩む方へのアドバイス


●心構え編ー恋愛、夫婦問題に直面してしまったら

心構え編

あなたは彼の気持ちがわからないと悩んでいませんか?気持ちが整理できなくて悩んでいませんか?ここではそんなあなたのために深刻に悩んだ時の心構えをお話します。

別れるべきかやり直すべきか悩んだら

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心理カウンセラーでもあり、行政書士でもある私のところには毎日多くの悩める方が訪れます。

浮気、不倫、離婚、ストーカー、婚約破棄、妊娠中絶、虐待など、一般の恋愛夫婦相談とは違う、その人の人生を左右する深刻な相談がほとんどです。

相談に来られる方は皆、不安、恐怖に脅え、心が衰弱しきっています。そのような悩める方を、私は励まし、なんとか問題を解決しようと努力してまいりました。

私は行政書士という法律のプロでもありますので、慰謝料請求の内容証明を書いたり、離婚の法的書類作成の専門家だとお考えになる方もいるかもしれません。でも意外かもしれませんが、私は相談を受けていきなりそのような手段を進めることは全くありません。

なぜなら、こうした相談で本当に大切なことは、その人の心を癒し気持ちを整理していくことだと考えるからです。

浮気の証拠を押さえたり、法律手続を進めることは、別れるための手段。そうした方法を考えることは別れることを本気で決心してからでも遅くはありません。

私は相談を受けたら、心理カウンセラーの立場でお話を聞き、相手方の本当の気持ちを分析し、トラブルの起こった真の原因を相談者と一緒に考えるようにしています。

例えば、夫が突然浮気をしたのであれば、あなたは「どうして夫は浮気をしたんだろう?」と考えると思います。でもその本当の理由がどうしてもわからない。だからあなたは悩み、苦しんでしまう。しまいにはやり場のない悲しみが怒りや恨みに変わってしまうこともあるのです。

物事には原因と結果があるように、あなたと彼のトラブルにも必ずそれを引き起こした原因が存在します。あなたがトラブルに直面し、別れるべきかやり直すべきか悩んでいる場合は、まずトラブルの原因が何であったのか調べてみましょう。

そうすれば自然と彼の気持ちがわかってきて、気持ちの整理がついてきますので。

気分が落ち込んでしまったら

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心の底から信じていた人に裏切られることほどつらいことはありません。愛する人の浮気、愛する人からの突然の別れの宣告はあなたを心身共にショック状態に陥らせます。体調不良、睡眠障害、食欲の低下がおこり、すべての人が信じられなくなったり、ひどい時には死にたいと考えることも珍しいことではありません。でも、こうした心理状態はいつまでも続くわけではありません。今のあなたの状態はショックに対する誰もが経験する当然の状態なのです。

大切なことは今のあなたは普段の健康的な状態ではないことをしっかり把握すること。そしてこういった時は最低でも2週間は彼と別れるかやり直すかといった重要な決断をするということは控えてみてください。気分が落ち込んでいる時はどうしても考えがマイナスのほうに向かいがちで、決断をしてしまってから、後になって早とちりだったと後悔することも少なくないのです。

あせることはありませんから。
決断をくだすのは、ゆっくりとゆっくりと原因を見つけながら自分の気持ちを整理し直してからでも遅くはないのです。

話し合えばわかるものなの?

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恋愛や夫婦問題をかかえた時に人に相談するとよく「話し合えばわかる」と言う人がいます。確かに間違ってはいないかもしれませんが、実際に彼の浮気やストーカーなどの深刻なトラブルに遭遇してしまうと単純に話し合えばわかるというものではありません。

参考までに、ここで実際にトラブルによる話し合いが更に事態を悪くしたケースをみてみましょう。

●話合いでうまくいかなかったケース
A子さんは彼氏と別れ話がもちあがった後、相手の男性から執拗なストーカー行為を受けるようになりました。ある相談所から「もっと話合いを進めたほうがいい」と勧められたことや、周りに迷惑は掛けたくないという思いから、相手の男性からの「もう一度会ってくれたら別れる」という要求に従い、彼と会いました。しかしその後、彼のストーカー行為は終わらないばかりか益々エスカレートしてしまいました。


話合いというのは、恋愛や夫婦問題を解決する基本です。しかしケースによって話合いが更に状況を悪化させる場合もありえます。A子さんは「話し合えばなんとかなる」と信じていましたが、それがかえって裏目にでてしまいました。

今回の事件の最大の失敗はなんだったのでしょう?それは彼の一連の行動の本当の理由が「A子さんへの愛情」から「A子さんへのいやがらせ」に変わっていたということをA子さんが見ぬけなかったことにあります。
A子さんは彼と話し合う前にトラブルの原因がわからず彼の本心を見つけることができませんでした。そのため更に事態を悪化させてしまったのです。

恋愛・夫婦問題はささいなものであればふたりの話し合いでも充分に解決できます。しかし、重大なトラブルに発展すると、もはや普通の話し合いでは解決は困難となってきます。特にしつようなストーカーや暴力にまで発展したトラブルは調べてみると相手が境界性パーソナリティ(人格)障害(境界例)や反社会性パーソナリティ障害だったケースが多く見られています。もはや自分一人では解決が困難だと感じたら、私のような恋愛トラブルの専門家に相談することも大切です。

トラブルの原因を見つければ、あらゆる悩みが解消されてくる!

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トラブルの起こった原因をひとつひとつ探していくと、次のようなことがわかってきます。

●彼の本当の気持ちがわかってくる。
●自分の本当の気持ちがわかってくるので、考えが整理させてくる。(別れるべきかやり直すべきかの決断をしやすい)
●何がいけなかったのかわかってくるので、今後の人間関係で同じ失敗をしなくなる。

いきなり彼の気持ちを知ろうと思ってもなかなかうまくはいきません。次の章でお話する原因追求編を読んでみて、すこしずつトラブルの原因が何であったのか探していきましょう。

トラブルの原因がわかってくると、彼の本当の気持ち、あなたの本当の気持ちがわかってきます。

今まで「彼はこうに違いない」と思っていたことも単なる思いこみであったことに気がつくかもしれません。

自分がすべて悪いと感じ、ひどく落ち込んでいる人も本当の原因は自分のせいではなかったと知り、落ち着きを取り戻せるかもしれません。

なぜなら恋愛や夫婦問題の原因は、あなたの行動だけでなく、彼の行動、外からの予期しえない要因が複雑にからみあって引き起こされていることがほとんどだからなのです。

どうかあきらめないで。必ず解決の道があることを信じてください。   


●原因追求編

原因追求編

あなたの悩みを解決したいと思ったら、まず問題の原因を探してみましょう。恋愛・夫婦問題の原因を見つけるポイントは、「コミュニケーション」、「外的要因」、「彼やあなたの本心」の3つです。


本当の恋愛とは

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男女問題の原因を見つけるポイントは大きくわけて3つあります。その1番目が「コミュニケーション」です。

恋人・夫婦同士のささいなトラブルのはじまりはコミュニケーションがうまくいかないことが原因です。

私達は激しい恋に落ちると相手を理想化し、相手の長所だけしか見れなくなるそうです。しかし、つきあいが長く続くと、だんだんと彼があなたの理想とは違うことに気がついてきます。彼の欠点や考え方の違いが見えはじめてくるとあなたは失望し、何とか彼に「あなたの考える理想の人」であって欲しいと考えはじめます。でも、あなたが「良いこと」だと思って彼に注意しても、彼は「うるさい女だな」という顔をして無視をするので、あなたはカチンときて、とうとう本当のケンカになってしまうこともあるのです。

恋愛・夫婦問題を解決する方法は、基本的に話し合いです。しかし話し合いをどのように進めていいかわからない方も多いと思います。そんな時はまずこう考えてみましょう。

ささいなトラブルの時は彼の欠点は彼の特徴ではないかと考えます。
そして重大なトラブルの時は彼の過ちは彼の弱さではないかと考えるのです。

私達は自分の弱さをかくそうとします。人間関係のケンカはたいてい自分の弱さを悟られないように、虚勢をはって自分を強くみせようと相手をののしってしまうことから発生してしまうことが多いのです。
しかしそれではお互いの傷を深め、後で後悔するばかりで何も解決することはありません。

本当の恋愛とは何でしょう?
本当の恋愛とはお互いの弱さ、いたらなさを認め合うことではないでしょうか。

良いケンカと良くないケンカ

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ケンカには良いケンカと良くないケンカがあります。

良いケンカとは2人の間に起こった恋愛・夫婦問題の原因を探し、本音で話し合うことによりお互いの弱さやいたらなさを認め合おうとするケンカです。良いケンカができる人は、トラブルを悪いものだと考えません。トラブルは相手の考えをより深く知るチャンスなのだと考えます。良いケンカには勝ち負けはないのです。

良くないケンカには2つあります。
ひとつは「勝つこと」を目的とするケンカです。長くつきあい始めると相手のいたらないところばかりが目に見えてきます。そして自分が正しいことをわかってもらうために相手のいたらないところをせめることにやっきになってしまうのです。あなたがなんとか勝とうとすれば、相手も勝とうと考えます。そして相手もあなたのいたらないところをせめてきます。お互いになんとかダメージを与えようとしてしまうのです。しかしこういうケンカが一番こじれてしまいます。あなたが恋愛・夫婦問題の解決のために例え法律家を味方につけたとしても、その法律家が相手のいたらないところばかりせめて、勝とうとがむしゃらに考えていれば、その恋愛・夫婦問題の解決には長い年月と多額の費用がかかることを覚悟しないといけません。

良くないケンカの2つめは「黙りこんでしまうケンカ」です。何も話さないのであれば、お互いに相手の本当の気持ちを知ることができません。黙って耐えていても、そのうち相手へのいらだち、不満が我慢できないほどにたまってしまい、ある日何かの出来事を境に爆発し、感情的な言い争いが始まってしまいます。「どうせあの人には何を言ってもわからないんだ。」と思いこむ前に、相手の気持ちを知ろうと努力することが大切です。


外からの環境の変化が夫婦生活を脅かしたケース

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B子さんは結婚5年目。ひとりの子供にも恵まれ、やさしい会社員の夫となに不自由無い生活を送っていました。しかしここ3ヶ月の間に夫の行動が変だとB子さんは感じ始めていました。最近、夫は支店長に昇進し、家族でお祝いをしたばかりでした。今までB子さんと会話する時は聞き役だった夫が、急に短気でうるさく文句を言うようになりました。毎日の帰りが遅くなり、家に帰ってもひとりの時が多く、B子さんや子供とも距離を置くようになりました。セックスにも興味を示しません。心配したB子さんはいろいろと夫に話しかけましたが、逆に文句を言われるので最近はケンカが絶えません。B子さんは自分に魅力がなくなったのではないかと悩み、今では夫が不倫をしているのではないかと疑っています。

さて、こうした状況になった時に、あなたはふたりのトラブルの原因はなんであると考えるでしょう?

今回のケースの結論を言いますと、彼は実はうつ病にかかっていたのです。
B子さんの夫は、不倫はもちろん、B子さんへの愛情が冷めているわけでもありませんでした。彼は重要なポストに昇進したことにより極度のストレスがたまり、うつ状態に陥りました。引きこもりな態度、短気・セックスレスなどは全てうつ病から起こった症状であり、そうした症状がうつ病だということを彼自身もB子さんも気がつかなかったことが、ふたりの夫婦生活を脅かし始めていたのです。

トラブルは外からもやってくる

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恋愛・夫婦問題の3大原因の2つ目は外的要因がもたらす影響です。

ふたりの関係がうまくいっている時でも、外からの環境の変化がトラブルを呼んでしまうことがあります。

突然彼が距離を置くようになった、冷たい態度をとるようなことがあったとしても、あなたの責任ではない時もあるのです。彼の突然の変化に、「私は愛されていない」と思いつめる前に、トラブルが起こった時に彼の周辺で人生を左右するような重大な出来事がなかったかどうか思い出すようにしてみましょう。

正常な精神状態であれば絶対に浮気をしないような人でも躁うつ病、アルコール依存症などの精神疾患にかかると浮気をしやすくなります。彼が会社でリストラにあいストレスがたまり躁うつ病にかかってしまうと、誘惑へのコントロールが効かず、その時身近に心配をしてくれる人によけいに心が動かされることもあるからです。

ふたりの関係をおびやかす外からの出来事には、転勤、リストラ、近親者の死、出産、怪我、病気などがあります。このような出来事があった時は、彼の心の変化に充分な注意が必要です。別れを決断してしまってから、後で本当の原因に気づき深く後悔しても、やり直すことは難しいのです。


家庭環境からわかる彼の心の傷

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彼の本当の気持ちがわからないと悩んだ時は、彼の生まれてからの家庭環境をふりかえってみるとわかることがあります。

浮気、不倫、婚約破棄、DV、離婚などの法律が関係するような重大な結婚・夫婦問題の根底には、彼が幼少期に傷を受けた心、トラウマが深く関係していることが多いからです。

人間は生まれてからその親を見ながら、また周囲の人間関係を観察しながら、感じ方、考え方を決めてきました。それを土台にして今のあなたや彼の人格というものが形成されていくと考えられています。

しかし幼少期に恵まれない境遇に育った子供は大きな心の傷を残したまま成長してしまいます。その傷は心の奥にずっと残り、大人になってもなかなか消えることはありません。

例えば、親から見捨てられた経験のある子供は、愛する人には捨てられるという観念が定着しがちです。ですので例え結婚していても愛する人に裏切られる恐怖から、まず自分から愛する人を裏切って浮気をしてしまうことがあるのです。

幼少期からのトラウマが及ぼす影響

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幼少期からの体験から人の人格はどのように変わってしまうのでしょう。代表的な例をとりあげてみます。彼やあなたにも同じような傾向が見られるかもしれません。

◆浮気をする人、される人

浮気をする人の多くが幼少期から青年期にかけて両親の不倫を経験しています。両親の不倫によって家庭内の重苦しく険悪な雰囲気を見てきた子供は、愛する人に裏切られるということに常に恐怖を感じています。そのため、裏切られる前に自分から去ろうとしてしまうこともあるのです。
意外と思われるかもしれませんが、浮気をされた多くの人も青年期までに両親の不倫を経験しています。愛する人には裏切られるという観念が定着していますので、根拠もなしにパートナーの浮気を疑い続けてしまい、その生活にうんざりしたパートナーが本当に浮気に走ってしまうこともあるのです。

◆自分のことを話したがらない

自分のことを話したがらない人は、幼少期に両親から愛情をそそいでもらえなかった可能性があります。「私は誰からも認められない」という思いが定着し、自分の全てをさらけだすことに臆病になっているのです。

◆支配的

彼が支配的で命令口調、力であなたを押さえつけるようであれば、彼は幼少期に親から虐待を受けていた可能性もあります。彼は非力でない自分を無理に立証するために人より優位に立とうとしているのです。

◆怒りっぽい男性

怒りっぽい男性は内心では人生における不安と不満に満ちています。怒りっぽい男性の多くが父親不在の環境で育っており、いつまでも満たされない感情を抱いています。他人に自分の弱さを悟られることを極端におそれる傾向があります。

◆愛されて当然と思う

愛されて当然と考え、自分から愛を与えようとしない彼は、過保護に育ったり、幼少期からエリート意識を植えつけられていた可能性があります。こういった彼は結婚して子供が生まれると、主役の座を奪われた気がして、妻への熱が冷め、浮気に走る傾向があります。

◆自己主張ができない

何を言っても黙っている人は、幼少期から自己主張の自由を奪われていた可能性があります。自我を殺して対人関係を維持していますが、内心では不満といらだちが渦巻いているはずです。こういった人はある出来事を境にいっきに自分の感情を爆発させることがあります。

以上、6種類の例をあげてみましたが、これはごく一部です。実際にはひとりひとり複雑な事情があふれ、ここに全てを紹介することはできません。例えば不倫をする人のすべてが両親の不倫を経験しているわけではありません。私のほうで以前「不倫をする人」の原因をいろいろと調べたことがあるのですが、その数だけでも20種類以上の原因が見つかっています。真剣に彼の本心を知り、トラブルの原因を探ろうと考えた時は、私のような専門家に相談してみることも必要かと思われます。

彼やあなたの本当の気持ちを知ることが信頼関係の回復の始まり

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●彼の弱さ

彼は何を考えているのだろうと思ったら、まず彼の心の奥の本当の気持ちを探してみましょう。彼の表面的な言葉や動作だけを見ていても、その奥に隠されている彼の心の傷や本心を見つけることは難しいでしょう。

浮気などの重大なトラブルが発生し、彼に非があるとすれば、その原因は彼の弱さの中にある可能性があります。彼の心の弱さ、心の傷がトラブルを引き起こしているかもしれないのです。

彼の弱さを感じとったら、もう一度彼と話し合って彼の気持ちを確かめてみることが本当の話し合いです。話し合う時は「本当は寂しかったんじゃないの?」といったやさしい口調で語りかけてみてください。

彼が悪いと思っては憎しみや怒りしか生まれません。人間なのですから誰にでも弱さはあります。彼の弱さ、心の傷を見つけることがふたりの信頼回復の近道となるはずです。


●あなたの弱さ

なかなか自分で自分にも原因があるとは考えたくないものです。でもトラブルにおいて一方に100%原因があるということはほとんどありません。ほとんどの場合、彼、あなた、そして外からの要因が複雑に絡み合ってトラブルが起こっています。もし、あなたにも原因があるとすれば、それはあなたの弱さ、心の傷が引き起こしたものかもしれないのです。

トラブルの原因が、あなたの弱さからも引き起こされたのであれば、深く自分を見つめ直すきっかけになるはずです。

彼の幼少期のトラウマを調べたように、あなたにも心の傷(トラウマ)がないかゆっくり思い出してみましょう。あなたの普段の言動、あなたの家庭環境から、あなた自身も気がついていないあなたの本当の気持ちを見つけてみましょう。

あなたの弱さを見つけることができ、もう一度彼とやり直したいと思ったら、あなたの弱さを正直に彼に打ち明けてみてください。過去のつらかった経験、それがどのように今の自分にのしかかっているか、心の痛みを彼にもわかってもらうことがお互いの信頼関係の回復の始まりでもあるのですから。


     

●恋愛トラブルと法律編

恋愛トラブルと法律編

法律を知ることは大切です。でも実際に人間関係のトラブルに関しては、法的手段を使うことはものすごくテクニックがいるんです。ここでは法律を実際に使う時の注意点をお話します。

法律は知るだけでもいいんです

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法律を知っておくことは大切なことです。法律に詳しければ、大きなトラブルになる前にそれを防止することができます。借用書の書き方を覚えておけば、知人からお金を貸してと言われても、その後大きなトラブルになることを防止できますし、労働法を知っていれば、会社内での納得のいかない命令に泣き寝入りすることもありません。あなたの日常の生活を守るために法律は知るだけでもいいのです。

またトラブルが起こった時でも、早急に法律を調べることはあなたの悩みを大きく取り去る効果があります。別れ話を切り出した後、彼氏からいままで付き合った交際費と慰謝料を請求され、自分が悪いとずっと落ち込み悩んでいたA子さんは、法律家に相談し法律では自分には全く非が無いことが分かると大きく落ち着きを取り戻しました。法律を知ることは、いざトラブルが発生した時でも、あなたの心の不安を解消する役割も担っているんです。

でも、法律を知ることは大切ですが、恋愛・夫婦問題においては実際に法律を使うとなるとかなりのテクニックを要します。うかつに法律を使ったことにより逆に失敗するケースもあることをわかってもらうために、次のページでは法律を使って失敗したケースを見てみましょう。

法律を使ってうまくいかなかったケース

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夫が浮気しているということに気が付いたC子さんは、なんとか夫と愛人を別れさせて、夫と元の平穏な家庭を築きたいと考えていました。C子さんは夫に内緒で愛人の自宅をつきとめ、「別れなければ慰謝料を請求する」という内容証明郵便を愛人に送りました。その後愛人は夫と別れましたが、夫は愛人と無理やり別れされられたことに激怒し、夫婦の関係は前よりギクシャクしてしまいました。

法的手段は国家が認めた強制手段として相手に脅威を与え、物理的に相手を動かすことは可能ですが、人の心まで動かすことはできません。そればかりか相手の心はますます離れていってしまうことがあります。法律では夫と愛人の不倫は不法行為として妻は愛人に慰謝料を請求することは可能ですが、実際問題として妻が愛人に慰謝料を請求するだけでは根本的な解決にはならないのです。

不倫問題で本当に大切なことは「夫の心を妻のほうに取り戻す」ことです。
C子さんが愛人に「別れてくれ」と言ってもそれだけでは夫の心を取り戻すことはできません。仮に夫と愛人を無理やり別れさせることができても、夫の心がかわっていなければ、また別の人と不倫をしてしまうかもしれません。

C子さんはまず、夫がなぜ不倫をしたのかその原因を考え、夫に自分の悲しい気持ちを伝え、もう一度本音で話し合ってから、法的な行動を考えても遅くはなかったのではないでしょうか。


相手を脅すことは恋愛・夫婦の崩壊の始まり

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ふたりの愛情を育むためにはお互いの信頼関係が欠かせません。信頼とはお互いを傷つけないことです。

口にはださなくても、あなたが「彼は私を傷つけない。温かくつつんでくれる。」と感じ、彼も「彼女は僕を傷つけない。いつも癒してくれる。」と感じていれば、ふたりはステキな信頼関係にあるといえるでしょう。

しかし、反対に、相手を傷つけることはふたりの信頼関係を壊し、愛情までも奪っていってしまいます。その代表的な例が「脅し」です。

まだ別れようかやり直そうかはっきりしない時期に、ケンカで相手を脅す人がいます。
「浮気をやめなければ別れる」
「離婚するなら慰謝料をいただきます」
あなたはこれらの脅しを使うことで相手との関係をむりやり維持することはできるかもしれません。でも現実にはふたりの心は離れていくばかりなのです。

法律を覚えた人は、ここで充分に注意しなければいけません。
法律を口にすることは多くの場合それは脅しとなります。
あなたにその気がなくても、相手があなたの言葉を「私の言うことを聞かなければひどい目にあう。」とうけとった時はそれは相手にとっては「脅し」なのです。法律を知ったからといって、むやみにその法律を使うことは、これからやり直せるチャンスがある男女にとっては危険な行為となるのです。

法律を覚えても、ケンカの時はいざという時までは法律を口にしない。
これが恋愛や夫婦のルールにおける正しい法律の使い方です。

法律を使う時

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恋愛・夫婦問題の解決法は、その他のクーリングオフなどの企業を相手とする手段と異なります。なぜなら相手は感情のある生身の人間だからです。

実際に私のところに相談に来られる女性の方の多くが「法的手段をしたいけどしかえしが恐い」と話しています。ですので、恋愛・夫婦問題で法的手段を使う時は、相手が逆ギレしないかどうか、その後しかえしをしてくる危険性はないかどうかも充分に考慮しないといけません。

こうした不安を解消するためには、まず冷静に今までの状況をふりかえりトラブルの起こった原因を探りながら、相手の人格を分析することが大切となります。
分析後、法的手段をとるか話し合いをとるか判断していくことになるでしょう。

私が違法だと思われる恋愛・夫婦問題の相談を受けた時に、法律を使ったほうが良いと考える基準は以下の3パートを満たした時です。違法だと思われるトラブルに遭遇し法的手段をとりたいと考えている方は参考にしてみると良いと思います。

●あなたが彼と本気で別れたいと決心した時
●トラブルの原因を追求し、もはや話し合いでは解決できないと判断した時
●法律を使わなければあなたの今後の平穏な生活が脅かされると判断した時


(end)


著者について

武石晃一

武石晃一(たけいしこういち)

恋愛上手になるための恋愛カウンセリングから、深刻な不倫、ストーカー、DV、離婚問題まで幅広いカウンセリングを行う恋愛・夫婦問題専門のカウンセラー兼行政書士です。
日本最大級の女性向け法律サイトを制作し、不倫・離婚などの男女問題に関しては得意中の得意な法律実務家ではありましたが、法律だけではまだまだ本当の意味で悩める人を救えないと感じ、本格的にカウンセリングスキル・心理学・精神医学を研究し続けました。
現在では法律のプロとして培った知識・経験も生かした新しいタイプの心理カウンセラーとして、毎年多くの方の心を癒し、未来の幸せをサポートしています。

カウンセラー。
行政書士(日本行政書士会連合会登録番号99108902号)

武石晃一の著書

● 文庫本 ●
夫の恋を許せますか?もう一度、彼を信じたいあなたへ(河出書房新社)

● 単行本 ●
夫の恋を許せますか?もう一度彼を信じたいあなたへ(河出書房新社)
「いつか離婚したい」と考えているあなたへ(河出書房新社)

もう一度、彼とやり直したいあなたへ(河出書房新社)

ふたりの関係がコワれそうになったら(WAVE出版)

「夫婦」はもっと仲良くなれる(河出書房新社)
夫の浮気がピタリと止む方法 あなたのもとに、夫が戻ってくるまで(河出書房新社)


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