怒りの心理(2)/怒りっぽい男性の心理

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いつも怒っている男性の心理の裏側

怒りそのものは悪いものではありません。

怒りは、嬉しい、悲しい、楽しいといった人間の持つ感情のひとつです。感情は人間であることの証でもあります。ゆえに『怒り』それ自体は善でも悪でもありません。人間であれば、ある出来事で怒ってしまうのは仕方のないことかもしれません。

誰だって時には怒ります。しかし、今回取り上げる『怒りっぽい男性』はいつも怒っています。怒る必要のない場面でも怒っているのです。

思い通りに生きることができない不満の抑圧

こうした怒りっぽい男性の多くはいつも世間に対して不満を感じています。思い通りに生きることができないことに不満をため、イライラしているのです。そして、その一方で自分のことを無能で不運な男と感じていることが少なくありません。しかし、それを心の奥で感じていても表に出す事がほとんどありません。

男性は女性以上にプライドが高いと言われています。そして女性以上に強さをアピールする傾向があります。強いことが男らしいと感じているのです。そして男性の多くがその強さのアピールのひとつの方法が怒りであると感じていると思われます。

しかし、強さを必要以上にアピールすることは、自分が弱い人間であることを悟られたくないことの裏返しでもあります。怒りっぽい男性は「強さ=激しい怒り」と考え、それを表現することで、自分の弱さを見られることを実は隠そうとしているのです。

怒りっぽい男性の根底にある心理=恐怖

もうおわかりになっていただけたかもしれません。怒りっぽい男性の根底にある心理。それは自分の弱さを見られることの”恐怖”なのです。
彼らはなぜいつも怒りを表現するのでしょう。 それは『恐い』からです。

彼らは『自分の弱さを見られる恐怖』を感じているからいつも怒っているのです。
それではなぜ彼らは自分の弱さを見られることに恐怖を感じているのでしょうか。それは彼らの意識の中で、自分が本当は弱い人間であることを他人に悟られてしまえば、更に自分が傷ついてしまうと感じているからなのです。

彼らが、自分の弱さを見られることで感じる『それ以上の恐怖』とはなんでしょう。それは次にあげる3つに分類することができます。 その3つとは『見捨てられる恐怖』、『傷つけられる恐怖』、『支配される恐怖』です。

ある人は自分の弱さを見られたら見捨てられると感じ、

ある人は自分の弱さを見られたら傷つけられると感じ、

ある人は自分の弱さを見られたら支配されると感じています。

怒りっぽい男性を詳しく分析していくと、この『見捨てられる恐怖』、『傷つけられる恐怖』、『支配される恐怖』を抱えた3タイプの男性に分類することができるのです。

こうした怒りっぽい男性には、ある共通する幼少期の家庭環境の特長があげられます。肉親から肉体的・精神的な虐待を受け、恐怖、屈辱を感じながら育ったケースです。幼少期に虐待を受けた子どもほど、非力でない自分を立証するために人より優位に立とうとしてしまうのです。